返品しなくても返金されてしまうAmazonの新サービスが、経済社会を激変させていく。

現在アメリカを拠点として
世界を巡るパーマネントトラベラーである
塾長(本名未詳)さんから聞いたことです。

アメリカAmazonの現状は

・返品猶予期間:3ヵ月以内
(日本:30日以内)
・返品申請したら即返金される
(日本:返送確認後に返金)

らしいです。

あなたも理解していると思うが
日本はアメリカの後を追っている。

ということは
日本でもいずれは
返送前に返金されるシステムに変更される。

「もし購入者が返品返送しなかったらどうなるの?」
「商品をタダで持っていかれるよ?」

塾長が言うには
人間なら誰でも『返報性の法則』が働いているので
アマゾンで返金詐欺ばかりする人は
しまいには鬱などの病気になる。
だから詐欺が横行するのは最初のうちだけで
だんだんと評価が悪い商品しか返品されなくなると。

多民族国家アメリカでのAmazonは今
「返品申請する=即返金される」
の実験段階を経過し、
顧客第一主義の理念を貫くために
それが正式決定になると思う。

返品送料代無料を最初に打ち出したのは
2009年にアマゾンが9億ドルで買収した
ザッポスという靴通販サイトからか。

最初の利用者は
靴のサイズ違いを3足注文して
合わない2足は返品してしまうが、
2回目以降は返品率がグッと下がる。
(顧客データが残るのでザッポス側からも指摘できる)
返品するのも面倒なことですし。

それがアマゾンの顧客第一主義とマッチして、
現在の返品送料代無料の元になっている(と思う)。

ただアマゾンの場合は色々な商品を売っているし、
現在でも新商品の登録が続々となされている。
その中には眉唾物も少なくない。

アマゾンが販売の仲介をしていることで
不良品を販売するセラーがいたら
アマゾンブランドに傷がつく。

それを回避するためにも
返品申請後即返金すれば
変なセラーは自然と去っていく。
アマゾンの返品確認スタッフの労力も減るし、
私は来年にも日本で実施されると予想する。
(まずはプライム会員から)

塾長が言うには
「返品されるようないい加減な商品を販売するな!」
とアマゾンが主張している。
それは同意です。

おそらく半分以上の中国人セラーは消えていく。
サクラレビューしたり、嫌がらせ評価をしたり、
そんなことでしか儲けられない奴らは
中国本土に戻って中国人を騙していけばいい。
バイバイだ。

ただ世の中きれいごとばかりではない。
しっかりとした正規品を購入したアマゾン顧客が
悪意を持って返品申請して
返金後に返品をしないでネコババする輩もいる。
そういう悪質な人はアマゾンから締め出せばいい。
もう2度とアマゾンでの快適なショッピングをさせなければいい。
レッドカードでアカウント削除行き。

話は簡単ですね。

こうしたサービスの進化を見ていくと、
アマゾンは着々とこの現代経済社会にとって
無くてはならない存在となってきている。
(買う人天国、売る人地獄ですが)

上記少しゴチャゴチャして分かりにくくなったので
ここで箇条書きにしてまとめてみます。

「返品申請後即返金」サービスにおける
アマゾンのメリット・デメリット

●メリット

・アマゾンブランドの向上
(悪い商品・セラーは消えていくから)
・レビューなどを気にせず気軽に購入してくれる
(売上増加)
・だんだんいい商品ばかりになるので返品数量が減る
・よって返送確認スタッフの労力の軽減
(人件費削減)
・よって返品送料代負担額が減る
(配送コスト削減)
・アマゾンプライム会員の増加と年会費の増額
・不良品(=ゴミ)の減少=地球環境に優しい

●デメリット

・返品されなかった時の商品自体の代金の損失
(アマゾン自体が販売している商品に限る)
・返品されても開封品は新品として売れない
・セラー数や商品アイテム数が激減する
(特に家電やカメラや時計などの高額品)

こうして列挙してみると
メリットが多いですね。

「我々セラー側はどうなるのか?」

○不利になること

・書籍セラーは目次だけ読まれて返品される
・CDやDVDは一度視聴されてから返品
(無料ツタヤ状態)
・ゲームは数時間プレイされてから返品
・流行やシーズンのあるアパレルは
数回着用してから返品
・でも返品してくれただけでもラッキーと思え
・新品セラーは開封品を中古でしか売れない
・中古品セラーは返品申請率が高くなる
・高額品セラーは1回の無返品ダメージが致命傷に
・中古品や中国輸入物を扱う人は日本人基準の検品が必須

一言アドバイス
「商品に自信がない人はアマゾンから撤退せよ!」
もしくは「ヤフオクやメルカリに特化せよ!」

○有利なこと

・いい商品を扱うセラーはどんどん儲かる(二極化)
・アマゾンの価格帯が上がる
(値下げ競争が起きにくくなる)
・セラー数が減るのでアマゾン出品手数料が低くなる
・サクラレビューは利益に貢献しないのでやらなくてもいい
・嫌がらせセラーがいなくなる
・嫌がらせレビューが無くなる
・食べ物系の利用後の返品はない(はず)

一言アドバイス
「商品力で勝負せよ!」

これはメーカー側も他人事ではない。
簡単に返品されるような商品力のないメーカーは
世界一の通販サイトAmazonで相手にしてもらえない。

販売力の弱いメーカーは今からでもいいので
自社通販サイトを創設・強化して下さい。
ワークマンのように)

中国に製造を依頼しているならば
検品システムを強化して下さい。
(不良率0.01以下に)

我々転売屋や中国輸入セラーは
根本的に自分のビジネスを見直すべき時が来た。

もしあなたがアマゾン販売のみで生計を立てているならば
派遣でもアルバイトでもいいので探して下さい。
そして次の展開を思考していきましょう。

Amazonで実験され成功されたことは
楽天でもPayPayモールでもマネされていく。

生産から消費に至るまで
ビジネス業界を一変させるような恐ろしい未来予測を
私はこのブログにて無料で公開してしまった。
いずれ知られることですが。
(ゴメン塾長)

我々がAmazonに翻弄されているのではなく、
時代の要請にしっかり答えようとする姿勢が
とても素直であるAmazonに合わせなければ、
お金を儲けられない“モノ余り”の時代だということ。

メーカーもセラーも覚悟はできていますか?

本物しか生き残れないこの時代を
気合い入れてビジネスするぞ!!

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