インフォトップの創業者の菅野一勢さんは
詐欺でトータル2億円以上を損した。
情報は売れると踏んで後発参入。
先行ライバルのインフォカートなどを追い越して
業界トップに登り詰めたビジネスセンスを持つ彼が
何で詐欺にやられたか?
××ビジネスの運用費用のために
あなたのお金を出資してくれたら
月利○%の配当金を出すと謳い、
出資者から資金を集め、
その集めた資金を配当金として
古参の出資者の銀行に振り込む。
実際に振り込まれると
「不労所得だ! ワーイ!」と有頂天になり、
再度お金をかき集めて追加出資する。
その集められた資金は
出資者への配当として回されるわけだが、
そろそろカモが集まってきたなと見て取るや
「これで最後の出資案内の募集です」
と出資者(参加者)すべてに通達されると、
「これはラクして儲かる夢のビジネスだ。
こんなチャンスはそうそう無いぞ。
限界までの財産を出して儲けてやる!」
人間は欲深い。
参加者は欲望で理性的判断を狂わされ、
せっかく苦労して稼いできたお金を詐欺師に貢ぐ。
菅野さんも人の子。
ビジネスセンスがあっても騙される。
彼がやられた詐欺の1つに
バルチックカレーがある。
中国でカレーチェーンを広めて
上場するから未公開株を買わないかと。
彼は60万円か90万円を出資したが、
私は300万円(1口100万円×3口)も出したバカだ。
2008年当時
年収200万円で暮らす貧乏フリーターの私が
なけなし現金300万円をやられた。
(想像できる?)
彼でもやられたのなら
私がやられても仕方ないか
と(無理やりにでも)納得させよう。
「俺のカネを…騙しやがって…一生呪うぞ」
という怒りの感情を消火させるため
私は菅野さんよりマシだと慰める。
彼は詐欺かどうかの判断・特徴として
・あなただけ特別に…
・ここだけの話ですが…
・今だけチャンスですよ
・芸能人の○○さんも…
・XX国の王族が…
こういうセリフが来たら全部詐欺だとみなしていい。
(FX関連は全部詐欺)
・限定性
・緊急性
・希少性
詐欺師が必ず意識する3つのキーワードです。
もう少し言うと
デキる詐欺師は必ず高額商品を買える
富裕者層を狙って近づいてくる。
貯金が100万円もないような貧乏人よりも
資産1億円以上の富裕者の方が
高額品が売れやすいから。
注:
なぜ貧乏な私がバルチックのことを知ったのか
未公開株の詐欺の案内が来たのか
今となっては覚えていません。
詐欺を仕掛ける際に一番重要なのが
徹底的にカモを信用させること。
高齢者の銀行から暗証番号を盗み
預金を全部盗み出す詐欺師は、
信用されるまで徹底的にカモに尽くすらしい。
掃除をやってあげたり、お風呂で背中を流したり。
そりゃ信用してしまうよね。
上記のポンジーも
実際に現金を銀行口座に振り込んで見せて
出資者を信用させた。
こんな情報をここでバラしてしまうのは
とても危険なことかもしれないが、
私はあなただけでも詐欺から救いたい。
ポンジーでポンコツ人生にならないためにも。
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